オリックスは山本由伸&宮城大弥が「不安材料でもある」 混戦パ・リーグの行方を専門家が占う

2021.9.28(火) 17:20 Full-Count
オリックスの山本由伸(左)と宮城大弥※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

首位千葉ロッテの強みはリリーフ陣「先発が5~6回まで抑えれば」

 混戦のパ・リーグは、千葉ロッテがやや抜け出し、27日現在で2位のオリックスに3ゲーム差をつけている。5.5ゲーム差の3位に東北楽天が続き、日本シリーズ4連覇中の4位福岡ソフトバンクも、ようやく戦力が整ってきた。残り試合は20試合ほど。現役時代に東京ヤクルト、北海道日本ハムなど4球団で21年間捕手として活躍した野球評論家の野口寿浩氏が、各チームの強み、不安、Vへの起爆剤を探った。
 千葉ロッテは主力のレオネス・マーティン外野手が、19日の北海道日本ハム戦で右足甲を骨折し戦線離脱。どうなることかと危ぶまれたが、右翼手として角中勝也外野手、山口航輝外野手、DHとして佐藤都志也捕手が出場機会を増やし、それほど穴を感じさせない。野口氏は「もともと外野手は飽和状態でしたから、マーティンと同じレベルの選手はいなくても、ある程度穴を埋めることはできる。選手層の厚さという強みを実証した格好です」と指摘する。
 千葉ロッテの強みはもう1つある。「強力なリリーフ陣です。現状では先発投手が5~6回まで抑えれば、後はなんとかなるくらいの安定感がある」と野口氏。首痛で戦列を離れていた唐川侑己投手が今月24日に1軍復帰し、6月にトレードで加入した国吉佑樹投手、今季好調の佐々木千隼投手、守護神の益田直也投手を合わせた4人は、全員防御率1点台をマー...

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