2回の中島卓の逆転満塁弾には「地道にやり続けることの意味を感じる」
北海道日本ハムが敵地で王者に連勝した。12日、ヤフオクドームでの福岡ソフトバンク戦。2点を先制された直後の2回に、伏兵・中島卓に逆転満塁弾が飛び出し、一挙に5得点。ここで掴んだリードを必死の、それでいて計算された継投策で守り抜き、栗山英樹監督は「ホークスに勝つチャンスはなかなか無い。勝ち切るのは凄く重要なので良かったと思います」と選手たちをねぎらった。
先発の有原が初回に2本のソロでいきなり2点を奪われた。だが、打線がすぐさま援護。石井一の適時二塁打で1点を返すと、さらに1死満塁のチャンスを作った。ここで打席に立った中島卓が右翼スタンドへ届く逆転のグランドスラム。昨季、9年目で初本塁打を放った男の驚きの1発で試合をひっくり返した。
ベンチも、ファンも、そして打った中島卓自身もビックリの1発。これが決勝打となり「コツコツ一生懸命やっていれば、何か前に進むものがある。誰よりも地道にやり続けることの意味というのをね、今日のタクのホームランを見ていて感じるので、感慨深いですね」と栗山監...