インセンティブ。今では一般企業にも浸透している用語となっているが、プロスポーツの世界では長らく一般的な契約事項として活用されてきた。日本では出来高という言葉が用いられる場合が多いが、インセンティブを契約に付帯することで何が生まれるだろうか?
球団側にとっては、まず全体の金額を抑えることにつながる。怪我明けの選手に対してのリスクを制限することになる一方で、結果を残した選手に対してはそのパフォーマンスをしっかりと評価する。WIN-WINの状況を作り出すのが、理想的な形とも言えるだろう。もちろん選手への動機付けともなる。
昨シーズン、ロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手が結んだ契約は、皆さんの記憶に新しいのではないだろうか?当時の為替では、年俸約3億6000万円(300万ドル)とメジャーリーグの平均と比較しても低いものだったが、最大では8年127億4400万円(1億620万ドル)となる契...