故障からの完全復活を果たし、さらなる進化を感じさせる投球を続けている
福岡ソフトバンクのニック・マルティネス投手が好調を維持し、来日4年目にしてキャリアベストのシーズンを過ごし、先発陣の軸の一人として快投を続けている。2019年のシーズンを棒に振った故障から完全復活を果たしただけでなく、さらなる進化を感じさせる勢いだ。
今回は、そんなマルティネス投手の経歴に加えて、NPB入りした2018年以降に記録した成績、各種指標、球種別の被打率といった要素を紹介。それらの数字から見えてくる好調の理由や、過去の投球との変化について、あらためて考えていきたい。
来日1年目から活躍を見せたが、その後はケガに苦しめられた
まず、マルティネス投手がNPBで残した年度別の成績について見ていこう(2021年は前半戦終了までの成績)。