指名打者の有無はやはり大きい? 交流戦のホーム・ビジターでの成績の違いに迫る

2021.6.11(金) 09:00 パ・リーグ インサイト 望月遼太
埼玉西武ライオンズ・栗山巧選手(C)パーソル パ・リーグTV

両リーグともに半数の試合で、普段とは異なるオーダーを組むことに

 交流戦においては、パ・リーグのホームゲームでは指名打者制度(DH)が導入され、セ・リーグ主催試合では導入されない。そういった事情もあり、パ・リーグのチームにとっては、ビジターでは普段と異なるオーダーの編成を余儀なくされる。こうしたホームとビジターの違いは、はたして実際のチーム成績にどの程度反映されているのだろうか。
 今回は、直近5回の交流戦における各球団のホーム・ビジター成績の違いや、交流戦期間中にDHとして先発起用された選手たちの顔ぶれを紹介。そこから見えてくる、交流戦におけるホーム・ビジターの違いや、その重要性について考えていきたい。

2015年から4シーズン連続で納得の傾向が出ていたが……

 まずは、2015年から2019年の間に開催された5度の交流戦における、各チームの成績を見ていこう。(赤字の部分は、ホームの勝率がロードを上回ったチーム)

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