2020年ドラフトで育成1位指名を受け、西武に入団した赤上優人。大学1年生の時に投手に転向し、現在の直球の最速は155キロと力で押すことができる投手である。
今年は開幕を3軍で迎え、1日でも早く2軍に上がることを目標に、自分の武器である直球の球速を上げ、力で抑え込めるような投球を意識して練習に取り組んできた。「瞬発系のトレーニングを積んだことで、最速は153キロから155キロまで上がりましたし、アベレージは大学時代には150キロを超えることはなかったのですが、今はほとんどの試合で超えるようになりました」と手応えを感じている。
ここまで7登板の赤上だが「実戦を重ねていくなかで、ストレートは通用するなと感じていますが、それを生かすための変化球やコントロールについてはまだまだ練習が足りない部分ですね」。いま主に投げている変化球はチェンジアップとカーブだが「その2つは球速が遅いので、ストレートの軌道に合わせたフォークやカットボールを投げられるようになりたいです」と明かす。