日米それぞれに存在する“球団最後の戦士”たち

2016.12.9(金) 00:00 パ・リーグ インサイト 新川諒

このオフも多くの選手たちが、野球界を去ることになった。そのうちの1人が東北楽天ゴールデンイーグルス最後の創設メンバーだった牧田明久選手だ。そのため、残された現役の楽天ゴールデンイーグルス創設メンバーはシアトル・マリナーズに所属する岩隈久志投手ただ1人となった(もう1人の坂克彦選手の去就は未定)。
一方、米国でも最後の戦士となっている選手が存在する。現在メジャーリーグの最年長投手であるバートロ・コローン投手だ。彼は2005年に消滅したモントリオール・エクスポズ最後の戦士なのである。球団に所属していた選手で今も現役としてプレーしている者は何人か存在するが、実際エクスポズの一員としてメジャーの舞台に立ち、今も尚メジャーリーガーとして活躍しているのはコローン投手だけである。そしてメジャーリーグ復帰を目指す、大家友和投手がメジャーの舞台に戻ってくればその戦士は2人に増えることとなる。
43歳のコローン投手は来シーズンでメジャー20年目を迎える大ベテランだ。このオフ、所属9球団目となるアトランタ・ブレーブスと1年1250万ドルの契約に合意した。モントリオール・エクスポズとしてプレーしたのは、14年前の2002年。まだまだ現役でチームの先発ローテーションの一角を担っている。来年は新球場のサントラスト・パークを本拠地とするアトランタであの投球と打撃で盛り上げてく...

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