対照的なスタイルの2名の功労者。内竜也と大谷智久の足跡を、経歴と指標から振り返る【前編】

2021.3.16(火) 11:00 パ・リーグ インサイト 望月遼太
千葉ロッテマリーンズ・内竜也投手(左)と大谷智久投手(右)(C)パーソル パ・リーグTV

ともに10年以上にわたってマリーンズに在籍してきた、2名の功労者

 2021年1月21日、2020年まで千葉ロッテに在籍していた内竜也投手が、現役から退くことを表明した。既に昨季限りでの現役引退を発表していた大谷智久投手と合わせて、2名のベテランが揃ってユニフォームを脱ぐこととなる。マリーンズでの在籍年数は、内投手が17年間、大谷投手が11年間。ともにチームの重鎮として、長きにわたって活躍してきた功労者だった。
 今回は、惜しまれながら昨季限りで現役を退いた2投手の経歴を、あらためて紹介するとともに、セイバーメトリクスの見地に立った各年度の成績の分析も行った。両投手が長年にわたってプロで活躍できた理由と、投手としてとりわけ優れていた点について、今一度振り返っていきたい。

一躍その名を知らしめた、2010年ポストシーズンでの圧巻のピッチング

 内投手が記録した年度別の投球成績は、下記の表の通りだ。

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