千葉ロッテの「育成の星」となるか 本前郁也、飛躍の鍵を大隣2軍投手コーチが分析

2021.3.13(土) 07:00 Full-Count 佐藤直子
千葉ロッテ・本前郁也※写真提供:Full-Count(写真提供:千葉ロッテマリーンズ)

背番号「120」の本前は今年のキャンプで1軍に帯同した

 活きのいい若手投手が集う千葉ロッテにおいて、この春、一段と存在感を色濃くしたのが、背番号「120」の本前郁也投手だ。2019年育成ドラフト1位で入団した左腕で、投げっぷりの良さが身上。昨年は2軍で11試合に投げ、2勝無敗、防御率2.56の数字を残した。
 今春のキャンプでは1軍が石垣島を離れ、沖縄本島へ向かう際、帯同メンバーに名を連ねた。練習試合では2月24日の福岡ソフトバンク戦に登板。4年連続日本一の“王者”を相手に、3イニングを完全投球で封じ、注目を浴びた。そして、きょう3月11日の楽天とのオープン戦(静岡)に先発して3回を1安打無失点。支配下登録にまた一歩近づく投球を見せた。
 ゆったりとした力感のないフォームから140キロ台後半の直球を投げ込む。その投球フォームは、現役時代の大隣憲司2軍投手コーチにも似ているという声も。昨季、入団1年目の左腕をすぐ側から見ていた大隣コーチは「持ち味は低めに来るボール...

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