2020年に4番を務めた安田尚憲。絶品の変化球打ちと、見えてきた課題

2021.1.14(木) 12:00 パ・リーグ インサイト 望月遼太
《THE FEATURE PLAYER》『4番・安田尚憲』が秘める無限の可能性(C)パーソル パ・リーグTV

昨季は二軍の4番として2冠王。今季は一軍の4番へとステップアップ

 2020年の千葉ロッテを語る上では、シーズンの大半で4番打者を務めた安田尚憲選手の存在は外すことができない。プロ2年目の昨季は二軍で4番を務め、19本塁打・82打点でイースタンの2冠王に輝く活躍を見せた。今季は開幕一軍を勝ち取ると、そのまま一軍の4番へとステップアップ。シーズン最終盤には打順を下げたものの、自身初の規定打席到達を果たし、21歳の若さで三塁手のレギュラーの座をつかんでいる。
 今回は、2020年のシーズンにおいて安田選手が残した各種の数字から、若き逸材のバッティングを分析。コース別・球種別の打率、打順ごとの成績、ポストシーズンも含めた今季の本塁打の内訳といった要素から見えてくる、安田選手の長所と課題に迫るとともに、若き4番が年間を通じて見せた奮闘ぶりを、いま一度振り返っていきたい。

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