パ・リーグ創設70周年を記念してお送りする特別企画。日刊スポーツよりご提供いただいた紙面を参考に、全10回で当時のパ・リーグを振り返る。また、野球殿堂博物館の井上裕太学芸員より当時についての詳細な解説もいただいた。
1950年、パシフィック・リーグ(太平洋野球連盟)として初のシーズンは、3月11日に幕を開けた。今季は特異な状況ではあるものの、その試合数は偶然にも今年と同じ120試合だった※。この連載もいよいよ後半戦に突入。6回目となった今回の記事では、パシフィック・リーグ優勝が決定した紙面を取り上げたい。
※1950年のパ・リーグは、3月11日~11月22日と長期間に及んでいた。移動に時間がかかったことや、ダブルヘッダーを組んだり、連戦になったり、逆に試合間隔が空いたりといった事情があってのこと。