174センチの小柄も左スリークォーターからの剛速球武器に大車輪の活躍
埼玉西武の高橋朋己投手が20日、所沢市内の球団事務所で会見を行い、今季限りでの現役引退を表明した。会見では「8年間、プロ野球選手としては短いですが、その中ですごく濃く、いい時間を過ごすことができました」などと語った。
静岡県出身で加藤学園高、岐阜聖徳学園大、西濃運輸を経て、2012年ドラフト4位で埼玉西武入り。身長174センチと小柄ながら、左のサイドスローに近いスリークォーターからの剛速球を武器に、2年目の2014年には抑えや中継ぎとして63試合に登板して2勝1敗29セーブ13ホールドをマーク。翌2015年には62試合で2勝3敗22セーブ14ホールドと大車輪の働きを見せた。
しかし、2016年に左肘を痛めて内側側副靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けた。2017年のシーズン終盤に復帰したものの、2018年には左肩違和感で再び離脱。昨季と今季は育成選手として契約して復帰を目指していたが、31歳の若さでユニホームを脱ぐこ...