シーズンを引っ張ってきた「打」の主役が、勝利へ導いた。北海道日本ハムが26日、日本シリーズ第4戦で広島を下し、2勝2敗の五分とした。
ともに打った瞬間という打球だった。まずは中田選手。6回無死、岡田投手の初球だった。左翼へ同点のソロ本塁打。「前の打席からこういう攻めだったので、狙い通りのスライダー」と、読み勝ちの一撃だった。4回、近藤選手のタイムリーエラーという形で先制を許す嫌な展開を、一気に振り払った。中田選手は8回1死で四球を選びこの日2四球と結果を残した。
そしてとどめはレアード選手。8回2死1塁、相手の勝利の方程式の一角・ジャクソン投手から、バックスクリーンに突き刺す勝ち越しの2ラン。栗山監督も「冷静に相手のボールを捕まえてくれた」とたたえる一撃。中盤に追い付き、終盤で引き離すという理想的ともいえる展開で勝...