勝負のシーズン終盤戦は、チーム全体の層の厚さが問われる時期でもある
6月に開幕した2020年のレギュラーシーズンも、いよいよ10月と11月の試合を残すのみとなった。各チームとしても、ラストスパートに向けて調子を上げていきたいところだが、今季は6連戦が続く過密気味の日程が続いている。それもあって、投手・野手ともに、蓄積疲労の影響が表れやすい時期でもあることだろう。
チームとしての選手層が問われる状況なだけに、今後は二軍で好調を維持している選手の登用が増えてくることも考えられる。とりわけ、選手としてのピークをこれから迎える中堅、あるいは経験豊富なベテランといった年齢層の選手たちにとっては、残されたシーズンでどれだけのアピールを見せられるかが、ひいては来季以降にの活躍も結びつくはずだ。
今回は、現在二軍で調整を続けている中堅、およびベテランと呼べる年齢の選手たちの中で、今季の一軍での出場機会が多いとはいえない選手たちを紹介していきたい。過去の活躍と今季の二軍での成績を個別に振り返っていくとともに、勝負の終盤戦における切り札となりうる、実力者たちの活躍に期待を寄せたい。