2014年の里崎氏の発言により、にわかに注目を集めた“5年周期”
千葉ロッテは9月23日の時点でパ・リーグ2位に位置しており、2016年以来となるAクラス、さらには2位以内に入ってのポストシーズン進出の可能性も見えてきた。マリーンズが前回リーグ優勝を果たしたのは2005年、日本一となったのは2010年と、それぞれ10年以上前の話となる。久々に優勝争いを演じている今季は、それ以来となるタイトル獲得の可能性も十二分にあることだろう。
さて、先ほど紹介した2005年、2010年という年号を見てもわかる通り、千葉移転以降の千葉ロッテは、5年周期で好調なシーズンを迎えることが多くなっている。今から25年前の1995年には2位に躍進しており、2015年にも3位に入ってクライマックスシリーズに進出。1975年以降に千葉ロッテ(前身を含む)がリーグ優勝と日本一のどちらかを達成したのは、先述した2005年と2010年の2度だけという点からも、相性の良さがうかがえる。
また、主戦捕手として長年にわたってチームを支えた里崎智也氏が、2014年に現役を退く際に、翌2015年のシーズンをチームにとっての「ゴールデンイヤー」と形容したことで、この縁起の良いジンクスがファンの間にも浸透するに至った。球団史上最多の87敗を喫した2017年以降は苦戦が続いていた千葉ロッテが、ちょうど5年が経った今季に再び好調なシーズンを送っているという点からも、あらためて“5年周期”の力を感じ...