2019年12月3日、松坂大輔投手が埼玉西武ライオンズに帰ってきた。
「平成の怪物」と称され、横浜高校時代から数々の伝説を築き上げてきた剛腕の古巣復帰は、ライオンズファンのみならず、多くの野球ファンにとって喜ばしいニュースだったことだろう。
しかし、当たり前ではあるのだが、松坂投手は「怪物」である以前に「人間」、「ひとりのプロ野球選手」である。ここ数年は故障も相次ぎ、昨季はわずか2試合の一軍登板、今季40歳になるプロ野球選手は、ある意味選手生命の危機を迎えている。再起を期すためにも、1年1年が勝負になってくる...