2013年のドラフト1位でJR九州からホークスに入団した加治屋蓮
日に日に、その評価が高まってきている。期待されながらも、鳴かず飛ばずの日々が続いた4年間。雌伏の時を経て、5年目となった2018年。遅れてきたドラフト1位が、いま1軍の戦力として定着しつつある。
2年連続の日本一を目指す福岡ソフトバンクホークスの加治屋蓮投手だ。2013年のドラフト会議。松井裕樹、杉浦稔大を外し、いわゆる“外れ外れ"1位で、JR九州から福岡ソフトバンクへと入団した右腕である。
アメリカ合衆国前大統領のバラク・オバマ氏に似ていることから入団当初に「オバマ」の愛称で注目もされた加治屋だったが、1年目の2014年は右肩痛の影響もあって2軍でも1試合に投げたのみ。3年目の2016年に1軍デビューを果たしたものの、この年も2試合2イニングに投げただけだった。昨季も1軍登板は2試合だけ。正直なところ“期待はずれ"に終わった4...