北海道日本ハムが初戦を快勝。短期決戦でも大谷選手が投打で大活躍

2016.10.12(水) 00:00 パ・リーグ インサイト

リーグ優勝を決めた時の存在感は、「2016 日本通運 クライマックスシリーズ パ」(CS)の舞台でも健在だった。北海道日本ハム・大谷選手が12日、ファイナルステージの初戦に先発し、福岡ソフトバンク打線を7回1安打無失点に抑え勝利に貢献。日本シリーズ進出へ向け、スタートダッシュに成功した。
千葉ロッテに連勝で勝ち上がってきた福岡ソフトバンクを相手に、圧巻の投球内容だった。4回1死、内川選手に二塁打を打たれた以外は、強力打線を沈黙させた。対外試合での前回登板は優勝を決めた9月28日の埼玉西武戦以来。投手専念だった埼玉西武戦とは違い、この日は「8番・投手」で“本職"の二刀流出場だ。9回1安打完封だった埼玉西武戦に続き、この日も1安打投球。大舞台での強さを聞かれ「もともと弱かったので、それが役に立っている」と振り返ったヒーローインタビューだったが、まさに「圧倒」という言葉が似合う内容だった。
大谷選手の好投は、打線にもいい流れをもたらす。5回無死1,2塁、大野選手の犠打が相手先発・武田投手の失策を誘う。無死満塁となると、まずは西川選手の中前への2点適時打で先制する。さらに1死2,3塁で近藤選手が中前に2点適時打。そして、武田投手を引きずり下ろしたのが主砲の中田選手。左中間へ圧巻の2ラン。絶叫とガッツポーズでダイヤモンドを一周し、スタジアムのボルテー...

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