通算2000投球回を突破しているパの現役投手は、涌井投手ただ一人
NPBにおける投手の通算防御率や勝率といった数字の集計対象となるのは、通算2000投球回以上を記録している投手のみとなっている。だが、現役選手の中でこの数字をクリアしているのは、涌井秀章投手(楽天)と石川雅規投手(東京ヤクルト)のわずか2名のみ。石川投手は東京ヤクルト一筋の現役生活を送っているため、パ・リーグに所属している選手に限定すると、この条件を満たすのは涌井投手ただ一人となっている。
涌井投手はキャリアを通じて埼玉西武と千葉ロッテの2球団のみでプレーしており、その数字は全てパ・リーグ球団所属の選手として積み上げてきたものだ。投球回の他にも、現役選手の中でのパ・リーグ記録となる数字を、非常に多くの分野で残している。その具体的な内容と残してきた数字は、以下の通りだ。