12球団助っ人打者で明暗 DeNA&西武は好調も、MLB実績組はまだ目覚めず…

2020年6月9日 08:10 Full-Count
DeNAのタイラー・オースティン(左)と西武のコーリー・スパンジェンバーグ※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

バレンティンやマーティン、パーラ、エスコバーらはまだ本調子ではなく…

 6月19日に開幕を迎えるプロ野球。それに先立って6月2日から練習試合が再開され、西武と巨人は4試合、残る10球団は6試合ずつを戦い、2週間の練習試合の1週目を終えた。 新型コロナウイルスの感染拡大により、3か月遅れの開幕となる今シーズン。緊急事態宣言による活動休止や自主練習期間など、選手たちは難しい調整を強いられてきた。助っ人外国人たちにとっても慣れない異国の地で、コロナ禍の中で調整しなければならなかった。 この1週間、助っ人たちの間でも結果が出た選手がいれば、逆になかなか快音が聞かれなかった選手もいる。練習試合の期間は残り1週間。現時点での12球団の助っ人たちの調整具合はどうなっているか見ていってみよう。・西武スパンジェンバーグ 11打数8安打4本塁打7打点 .727・ソフトバンクバレンティン 18打数2安打0本塁打1打点 .111※今季から日本人選手登録・楽天ウィーラー 13打数4安打0本塁打2打点 .308ブラッシュ 13打数4安打2本塁打2打点 .308ロメロ 13打数5安打1本塁打2打点 .385・ロッテマーティン 13打数2安打0本塁打2打点 .154レアード 13打数3安打1本塁打3打点 .230・日本ハム王柏融 12打数3安打2本塁打3打点 .250・オリックスジョーンズ 11打数3安打0本塁打2打点 .273ロドリゲス 16打数5安打1本塁打4打点 .313モヤ 8打数3安打0本塁打0打点 .375 出色の成績を残しているのは西武の新助っ人スパンジェンバーグ。4試合を終えて11打数8安打、打率.727と打ちまくっている。対外試合初戦から3試合連続本塁打、6日の中日戦では2打席連続本塁打を放ち、4試合全てで安打と打点を記録している。4試合中3試合で「8番」に起用されており、このままいけば「恐怖の8番打者」となりそうである。 楽天とオリックスの助っ人トリオたちも元気だ。楽天はオリックスから移籍したロメロがここまで.385と好打率をマークし、ウィーラーとブラッシュも.308とまずまず。ウィーラーは7日のロッテ戦で特大の一発を放った。オリックスは新助っ人のロドリゲスが.313とまずまず。モヤは打席数が少ないが.385をマークし、ジョーンズは.273となっている。日本ハムの王柏融は2本の本塁打を放っている。 元気がないのがソフトバンクのバレンティンとロッテのマーティン。紅白戦では快音を響かせていたバレンティンだが、対外試合に入り、18打数2安打、打率.111。ただ、日本球界10年目と経験は十分あり、心配は無用か。マーティンはここまで13打数2安打、.154となかなか安打が出ない状況となっている。

中日はビシエドとアルモンテが打率4割超えと好調な打撃成績

・巨人パーラ 11打数2安打0本塁打0打点 .182・DeNAオースティン 14打数7安打2本塁打4打点 .500ソト 16打数3安打2本塁打5打点 .188ロペス 19打数6安打1本塁打4打点 .316・阪神サンズ 14打数3安打1本塁打1打点 .214ボーア 14打数4安打3本塁打6打点 .285マルテ 13打数3安打0本塁打0打点 .230・広島ピレラ 21打数4安打0本塁打2打点 .190メヒア 19打数5安打4本塁打7打点 .263・中日アルモンテ 14打数6安打1本塁打2打点 .429シエラ 8打数3安打1本塁打3打点 .375ビシエド 15打数7安打3本塁打4打点 .467・ヤクルトエスコバー 15打数0安打0本塁打0打点 .000 セ・リーグで目を引くのはDeNAと中日の助っ人たち。DeNAの新助っ人オースティンはここまで打率.500をマークし、2本の本塁打も放っている。ソトは打率こそ.188だが、こちらも2本塁打。ベテランのロペスも.316を残している。中日はビシエドが.467、3本塁打と力通りの成績を残し、アルモンテも.429と好成績を残してアピール中。新助っ人のシエラも打席数は少ないが、.375、1本塁打と好調だ。 阪神では新助っ人のボーアが3試合連続で本塁打を放つなど、センセーショナルな活躍を見せた。サンズにも7日に一発が飛び出した。3人共に打率は2割台ながら、期待を抱かせる内容になっている。広島はメヒアが6試合で4本塁打と圧倒的な破壊力を発揮している。この勢いで開幕スタメンを掴めるかどうか。 気になるのがヤクルトのエスコバーと巨人のパーラか。パーラは4試合で.182、本塁打と打点はまだない。エスコバーにいたっては6試合中5試合でスタメン出場し16打席に立ちながら、まだノーヒット。打率.000が続いている。 練習試合は残り1週間ほど。ここでどれだけ結果を残しても、シーズンで打つとは限らず、その逆もまた然りではある。好調な助っ人たちはこのまま調子を維持し、まだ本調子ではない助っ人たちには残る1週間の実戦で状態をどんどん上げていってもらいたいものだ。(Full-Count編集部)記事提供:Full-Count 続きを読む