2020年はパ・リーグにとって設立70周年という節目の年だ。単純計算で、リーグ発足当時に生まれた人でも70歳。どれだけ長い期間にわたってプロ野球、そしてパ・リーグが愛されてきたかがよくわかる。今までの歩みを振り返るには絶好の機会と言っていいだろう。
一方で、その途方もない歳月は振り返るにはあまりに長い。「10年前の出来事」は鮮明に思い出せるかもしれないが、70年前までさかのぼることは難しい。そこで、今回はスポーツメディアの先輩でもある日刊スポーツより、リーグ発足当時の1950年の貴重な紙面をご提供いただいた。「パ・リーグ設立70周年特別企画」と題して、全10回にわたってその歴史を紐解いていく。
今や数多くのファンに支えられる一大コンテンツとなったパ・リーグ。その記念すべき初年度を、日刊スポーツは果たしてどのように報じたのか。