どこよりも早く開幕した台湾プロ野球。先駆者の「成功例」から何を学ぶべきか

2020.5.4(月) 16:23 パ・リーグ インサイト
台中洲際球場、4月12日の開幕の模様 写真提供:CPBL

 4月12日、ようやく野球ファン待望の瞬間がやってきた。海の向こう台湾にて、世界最速で2020年のプロ野球が開幕したのだ。
 新型コロナウイルスの影響で、世界各国、野球はもちろん、数多くのスポーツの開幕が延期または中止されている。このような状況下において、CPBL(中華職業棒球大連盟=台湾プロ野球)は、無観客ながら4月12日に開幕を果たした。感染症拡大を乗り越え、球春到来を果たした先駆者となった台湾では、どのような流れを経て開幕に向かっていったのか。そして、そこから日本プロ野球が学ぶべきこととは。
 そこで今回はCPBL・宣推部の幹部に話を聞いた。同幹部は、2019年のプレミア12の際にはチャイニーズ・タイペイ代表チームに帯同しチームの躍進に尽力。日本と台湾の野球界におけるキーマンである。

感染症対策への意識の高さ、開幕への柔軟な対策が、世界最速での球春到来を実現させた

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