4月12日、ようやく野球ファン待望の瞬間がやってきた。海の向こう台湾にて、世界最速で2020年のプロ野球が開幕したのだ。
新型コロナウイルスの影響で、世界各国、野球はもちろん、数多くのスポーツの開幕が延期または中止されている。このような状況下において、CPBL(中華職業棒球大連盟=台湾プロ野球)は、無観客ながら4月12日に開幕を果たした。感染症拡大を乗り越え、球春到来を果たした先駆者となった台湾では、どのような流れを経て開幕に向かっていったのか。そして、そこから日本プロ野球が学ぶべきこととは。
そこで今回はCPBL・宣推部の幹部に話を聞いた。同幹部は、2019年のプレミア12の際にはチャイニーズ・タイペイ代表チームに帯同しチームの躍進に尽力。日本と台湾の野球界におけるキーマンである。