不器用な“猫だまし” 千葉ロッテ・山本大貴

2018.4.7(土) 21:20 パ・リーグ インサイト 岩下雄太

“猫だまし投法”で注目

昨年10月に行われたドラフト会議で千葉ロッテから3位指名を受け、プロ入りを果たした山本大貴投手。最大の特徴は、右手を折りたたみながら投げる独特なフォーム。三菱自動車岡崎時代に「先輩とキャッチボールをする中で、暴投したらどうしようという考えがあった。コントロールしようとした結果、あのフォームになった」という理由で現在の“猫だまし投法”にたどり着いたという。
動画の再生回数は12球団ナンバー1を誇り、千葉ロッテファンのみならず、野球ファンから注目を集めているマリーンズユーチューブチャンネルで、広報の梶原紀章氏が撮影した『広報カメラ』の「猫だまし投法!ルーキー山本大貴投手のピッチングにカメラが接近」は石垣島春季キャンプで配信した動画のナンバー1に輝いた。千葉ロッテファンも、その独特なフォームを注目した。

春季キャンプで悔しい経験も、気持ちを切り換える

独特なフォームで注目されたが、プロでは結果のみが求められる。開幕一軍を目指しアピールしたいところだったが、2月12日に行われた紅白戦では1イニングを投げて7四死球4失点と苦しい投球になった。
「審判も(アマチュアと)絶対に変わる。ただ打者と勝負する以前に周りが気になって、集中しきれていなかった。自分のやるべきことをやってダメだったときに考えようと思っているのに、それができなかったのが一番の原因だと思います」と当時...

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