「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeチャンネルでは、「パーソル パ・リーグTV厳選BEST100」と題し、2012年以降の動画を100本公開した。懐かしのあの名場面や、いまはメジャーに渡ったあのスターの活躍など、見どころ盛りだくさんの内容となっている。
今回は、公開中の動画の中から編集部がピックアップした1本をご紹介。その他の動画も、「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeチャンネルで要チェックだ。
震災の傷跡残る神戸に希望を与えたイチロー選手の一打
1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災で、オリックス・ブルーウェーブが当時本拠地にしていた神戸は甚大な被害を受けた。シーズン前に起きたこの悲劇に、当然のことながら公式戦の開催は危ぶまれた。しかし、ブルーウェーブは神戸での開幕戦を変更することなく、公式戦を開催。そして「がんばろうKOBE」をスローガンに、その年のリーグ優勝を果たした。
翌年の1996年、ブルーウェーブは首位の日本ハムに遅れを取りながらも2位で前半戦を終える。8月半ばから驚異的な追い上げを見せ、首位に立つと、9月23日、日本ハムとの直接対決でイチロー選手がサヨナラヒット放ち優勝を決める。これで前年達成できなかった「本拠地・神戸での胴上げ」でリーグ優勝を飾り、地元・神戸の希望を与えたのだった――そんな感動の一幕を、貴重な当時の映像とともに追体験してみてはいか...