千葉ロッテ種市篤暉が語る「海釣り」のロマン 「あのゾクゾク感が好きなんですよ」

2020.3.25(水) 12:49 Full-Count 佐藤直子
新背番16を背負ってシーズンに挑む千葉ロッテ・種市篤暉※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

故郷は太平洋に面した青森県三沢市「暇があれば釣りに行きたいなって」

 野球選手には釣りを趣味とする人物が多い。千葉ロッテの若き右腕、種市篤暉もその1人だ。生まれ育ったのは青森県東部、太平洋に面した三沢市。自転車で数分走れば、そこは海という環境で育った。野球が大好きで、食事に出掛けても「ずっと野球の話をしている」という21歳だが、唯一野球を忘れさせてくれるのが釣りをしている時間。「釣りはもう、めちゃくちゃ好きですね」と目を輝かせながら、釣りが持つロマンについて語ってくれた。
 釣りに出会ったのは、小学3年生の頃。父の知り合いでもある釣り好きが、海釣りに連れ出してくれたという。「その時、めちゃくちゃ小さい魚だったんですけど、すごく楽しくて」と、あっと言う間に魅せられてしまった。小学6年生、中学1年生と学年が上がっても、野球と同じくらい釣りが楽しい。時には、知り合いになった漁師が無料で船に乗せてくれ、沖に出て釣ることもあった。また、仲間が釣りに行けない時は、意外な人物を誘ってまで没頭したという。
「お母さんを無理矢理連れ出して、釣りに行っていました。本当に申し訳なかったなって、今考えたら(笑)。4、5時間とか、ずっと釣りをしていたんで、お母さんはむっちゃつまらなかっただろうと。お母さんは釣っているわけじゃなくて、餌とか買ってくれて、僕が1人で釣りをして(笑)。それが何回もあったんですよ。申し訳なかったなっ...

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