「オープン戦とシーズンの成績は別物」とよく言われるが……
3月15日、2020年におけるオープン戦の全日程が終了した。オープン戦首位打者の座には打率.378を記録した阪神の大山悠輔選手が輝いたが、その一方で満足のいく成績を残せなかった選手たちもまた存在する。この時期の数字は、開幕一軍入りや開幕戦のスタメン争いに向けても重要なものとなってくる。そのため、選手本人のみならず、その選手を応援しているファンにとっても、オープン戦での好不調は気になるものかもしれない。
しかし、オープン戦で不振に陥りながらもシーズンに入ってからは調子を取り戻し、レギュラーとして十分な成績を残した選手たちも過去には多く存在してきた。オープン戦の成績とシーズンに入ってからの活躍は別物と言われることは少なくないが、そのような過去の歴史がその理由の一端となっていることだろう。
今回は、そういった過去の具体例について紹介していきたい。直近の5年間において、オープン戦で規定打席に到達しながら打率.250以下に終わった選手たちの中から、レギュラーシーズンで一定以上の成績を残した面々は以下の通りとなっている。(...