由規(よしのり)/投手
#63/1989年12月5日生まれ
179cm・80kg/右投左打
甲子園史上最速投手として名を馳せたのは2007年の夏。当時、仙台育英高校に所属していた佐藤由規投手は奈良県代表の智弁学園戦で155km/hをマーク。その記録はいまだに破られていない。中田翔選手、唐川侑己投手とともに「高校ビック3」の評判で2007年のドラフト会議で楽天、東京ヤクルト、横浜、中日、巨人が1巡目指名。くじ引きの結果、東京ヤクルトが由規投手の交渉権を獲得し、プロの世界へ足を踏み入れた。
ルーキーイヤーは春季キャンプから一軍に帯同するも、2月末に足首を痛め離脱。オープン戦に先発するも状態が上がらず、二軍での調整を余儀なくされた。その後、リハビリを続けると4月13日のイースタン・リーグ公式戦で実戦デビュー。リーグトップの8勝を上げ、満を持して8月30日に一軍のマウンドにたどり着いた。初勝利を手に入れたのは、次の先発登板となった9月6日の巨人戦。本拠地初登板で6回2安打8奪三振3失点の好投で初勝利を挙げ、打っては犠飛を放ち初打点...