高山優希がフィリピン代表に選出。他国代表でプレーしたWBC戦士を振り返る

2020.2.21(金) 08:00 パ・リーグ インサイト 望月遼太
北海道日本ハム・高山優希投手(C)パーソル パ・リーグTV

レアード選手も、自らの国籍とは異なるチームでWBCに出場した選手の一人

 北海道日本ハムは、高山優希投手がフィリピン代表として、2021年3月に開催予定の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の予選に出場すると発表した。高山投手は母親がフィリピン出身であるため、WBCが定める各国代表チームの出場資格に合致しており、フィリピン代表として出場することが可能となっている。
 当該国の国籍を持たない選手であっても代表として出場できるWBCにおいては、高山投手と同様のケースは少なくない。日本になじみ深い選手でいえば、2017年のWBCに出場したブランドン・レアード選手(千葉ロッテ)もその一例だ。レアード選手はアメリカ国籍の選手だが、母親がメキシコ出身であるため、出場資格を持つメキシコ代表を選択。本戦でも三塁手のレギュラーとして活躍を見せている。
 NPBの規約では、日本国籍以外の選手であっても、ドラフトを経由すれば、外国人枠の影響を受けずに日本人選手と同様の扱いでプレーできる。そういった選手たちの中には、高山投手と同様に、日本代表以外の国の代表としてWBCに出場した選手も少なからず存...

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