2008年、北京五輪に参加した選手たちの同年の成績は?
年が明けて2020年、日本列島はいよいよ五輪イヤーを迎えた。今回の五輪では2008年の北京五輪以来、実に3大会ぶりに野球が競技として復活する。シーズン中の開催ということで、出場する選手たちには例年以上の負担がかかる可能性が高い。前回五輪の野球が開催されたのは12年前となるが、当時日本代表として出場した選手たちの数字を振り返ってみると、五輪の前後で明確な変化が生じていることが見て取れた。
今回は、北京五輪に参加した24名の選手の中から、当時パ・リーグの球団に在籍していた12名の選手たちをピックアップ。五輪派遣前の時点と、シーズン通算の成績をそれぞれ紹介し、各選手の数字の変遷および、そこから見えてくる傾向について考察していきたい。
勝ち星が伸び悩む投手が多い中、圧巻の投球を見せたのは……
まずは、代表に選出された当時、パ・リーグのチームに在籍していた6人の投手について見ていこう。(所属は当時)
ダルビッシュ有投手(北海道日本ハム)
派遣前成績:19試合 11勝4敗 156.2回 150奪三振 防...