選手から審判、そして寮長に。異色の経歴だからこそできること。 東北楽天ゴールデンイーグルス チーム運営部 寮長 中村稔さん【パ・リーグお仕事名鑑 Vol.13】

2019.12.20(金) 12:00 パ・リーグ インサイト
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 グラウンドの上で輝く選手やチームを支えているのはどんな人たちなのか。パ・リーグで働く全ての人を応援する、パシフィック・リーグオフィシャルスポンサーのパーソルグループと、パ・リーグインサイトがお届けする「パーソル パ・リーグTVお仕事名鑑」で、パ・リーグに関わるお仕事をされている方、そしてその仕事の魅力を紹介していきます。

怒らない。でも褒めすぎてもいけない

 選手を磨き、育む場所、選手寮。そこで親代わりともいえる存在が寮長だ。楽天イーグルスの泉犬鷲寮では、2019年シーズンから中村稔さんが寮長に就任。親代わりということで、どしっとかまえて、あれこれと指示を出したり、厳しくしつけたりというイメージもあるが、中村さんにお話を聞くと、印象が変わる。
「選手中心の1日ですから、その前後から仕事は始まります。私は朝4時に起床して、寮の各所や室内練習場、駐車場などの鍵を開けるところから始まって、7時からの朝食では選手の様子を見て、日々の変化に気を配り、9時30分からの練習に参加。夜も食事からその後の練習に付き合って最後にまた鍵を閉めて終了。0時ごろになることもありますね」
 インタビュー中もいろいろな連絡が携帯電話に入り、あわただしくそれをさばく中村さん。「選手が育つための場所が寮で、彼らにとっては練習が仕事」という思いのなか、寮長はそれをサポートしていくのが仕事。睡眠時間も少なく、かなり忙しい日常は、望むところだと言う。その中で選手の成長を見守る。例えばこん...

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