【東北楽天ゴールデンイーグルス2019:前編】前年最下位からAクラス入り。主力を欠くも好成績を残した投手陣を振り返る

2019.12.23(月) 17:29 パ・リーグ インサイト
より一層ボリュームアップした「シーズンレビュー2019」!東北楽天ゴールデンイーグルスの名シーンの数々をご覧ください!(C)パーソル パ・リーグTV

 最下位からの脱出とリーグ制覇を目指し、「RESTART!日本一の東北へ」のスローガンを掲げた東北楽天ゴールデンイーグルスは、優勝こそかなわなかったものの、Aクラスに進出。オフシーズンの補強に大成功し、来たる2020年シーズンに向けて大きな足がかりをつかんだ。今回は、特集動画「シーズンレビュー2019」で試合を振り返り、本記事では選手にフォーカス。前編は投手を中心に、後編は野手を中心に楽天の2019シーズンを振り返っていく。
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 昨季中盤からチームを率いた平石洋介監督代行が正式に監督に就任し、最下位から巻き返しを計るべく挑んだ2019シーズン。一番の課題だった得点力不足を補うために浅村栄斗選手、ブラッシュ選手を獲得し、投手陣は則本昂大投手と岸孝之投手のWエースがけん引。多くの人がAクラス争いに食い込むだろうと期待したが、まさかの事態に陥る。開幕投手を務めるはずだった則本投手が故障で離脱すると、代役の岸投手は開幕戦でもも裏を痛めて緊急降板。波乱の幕開けとなった。

開幕前に離脱もチームが苦しい時期に帰ってきたエース

 春季キャンプ時から好調とされてきた則本投手だったが、3月に右肘のクリーニング手術を受け、しばらく戦線を離れることとなった。そんな則本投手の今季一番印象深い試合は、復帰登板となった7月9日のオリックス戦だろう。この日までチームは10連敗と、不調に苦しんでいたが、則本投手は6回無失点の快投で269日ぶりに白星を手にし、お立ち台では「自分のいる場所はここだな、と思いました」と頼もしい言...

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