若手の好投手が次々と台頭しているオリックスで、来季、さらに厚みを加えそうな候補がいる。大卒1年目の2019年、ウエスタン・リーグで最多セーブ賞を獲得した漆原大晟(うるしはら・たいせい)だ。
39試合に登板して1勝23セーブ。無敗でルーキーイヤーを終えた右腕の快投はオフシーズンの今も続いている。アメリカ領プエルトリコで開催中のウインターリーグにアテニエンセス・デ・マナティの一員として参戦し、12月17日時点で中継ぎとして12試合に登板して防御率0.84。二つの黒星こそついたものの、10試合で防御率0.00という好投を披露したのだ。