KBC学園未来高校沖縄からドラフト5位でオリックス・バファローズに入団。9月23日に初安打を放ち、鮮烈な一軍デビューを果たした宜保翔選手。現在は、台湾で12月中旬まで行われているアジアウインターベースボールリーグで、同年代の若手選手らとともに研鑽している。野球漬けとなった1年目はどんな年になったのだろうか。初打席のこと、初安打のこと、そして“来季絶対に負けたくない”ライバルのこと。19歳の誕生日を台湾で迎えた宜保選手に話を聞く。
一軍デビューは、フワっとしていた
――1年目を振り返って、いかがでしたか?
「しんどかったです(苦笑)。だけど、シーズンの最後の方に一軍に上がることができて、やってきたことが間違ってなかったんだと思いました」
――プロは毎日のように試合があって、野球漬けですからね。
「特に2月のキャンプがしんどかったですね。でも、先輩から『今年はラクな方だよ』と聞かされたので、マジか! と驚きました。シーズンが後半になってからはだいぶ慣れてきた感じが...