「一軍で打てたことが自信に」ーー野村大樹、夢のつづき

2019.12.13(金) 18:00 田尻 耕太郎

 早稲田実業高校から2018年ドラフト3位で福岡ソフトバンク・ホークスに入団。三軍、二軍で虎視眈々と昇格のチャンスを狙い、シーズン終盤の9月28日に一軍初出場。初打席初ヒットを記録した。野村大樹(のむら・だいじゅ)、まだまだ成長途中の19歳。この名前を覚えていて損はない。共に台湾のアジアウインターベースボールリーグで武者修行を積んでいる砂川リチャードと、数年後にクリーンナップを担っているかもしれないのだから。

三軍、二軍、一軍。それぞれの差を痛感した1年目

――プロ1年目のシーズンは振り返っていかがでしたか?
「ホークスは三軍制で、三軍で過ごすことが多かったけど二軍も経験して、シーズンの最後には一軍に上がることもできました。プロ野球のいろいろな世界を1年目から実際に見ることができたのは、今後の自分にとってもタメになると思いました。やはり三軍より二軍だし、二軍より一軍。それは当然ですけど、しっかりと自分の中で感じることができたのは大きいと思います」
――残した成績に関しては?
「三軍ではしっかり打率3割を打てました(3割2分3厘、95試合、119安打、5本塁打、51打点)。ただ二軍では出る機会も少なく、そしてなかなか打てなくて悩んだ時期もありました(打率1割9分1厘、22試合、9安打、0本塁打、10打点)。そんな中でもシーズンの最後の方に一軍デビューをさせてもらって、最初の打席で自分の持ち味である逆方向にしっかり打ってプロ初安打をマークすることができました。次の打席もショートライナーだったし、内容のある打席でした。全体的にはもちろんまだまだ足りないところだらけですが、一軍でやっていける自信にもなったし来シーズンにつながる...

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