鷹の周東や釜元、広島の野間らは高い成功率を誇る
今季の盗塁王はパ・リーグが埼玉西武の金子侑司外野手、セ・リーグは阪神の近本光司外野手が獲得した。だが、セイバーメトリクスの世界では「盗塁」をあまり評価していない。
セイバーメトリクスでの盗塁の評価が低いのは、失敗した時のダメージが大きいからだ。盗塁を失敗すると走者がいなくなる上にアウトが1つ増える。一瞬にして、得点のチャンスが二重に減ることになるのだ。
もちろん、成功すれば得点のチャンスは大きくなるが、盗塁は「成功率が高い選手だけが行うべき」という考えがある。盗塁成功率で見ると、盗塁の評価は大きく変わってくる。2019年のシーズンで、盗塁企図数が10以上の選手の盗塁成功率を...