鷹の周東&釜元、燕山田ら優秀 阪神近本には課題…セイバー的“盗塁王”は?

2019.12.4(水) 07:20 Full-Count 広尾晃
今季盗塁王を獲得した阪神・近本光司(左)と埼玉西武・金子侑司※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

鷹の周東や釜元、広島の野間らは高い成功率を誇る

 今季の盗塁王はパ・リーグが埼玉西武の金子侑司外野手、セ・リーグは阪神の近本光司外野手が獲得した。だが、セイバーメトリクスの世界では「盗塁」をあまり評価していない。
 セイバーメトリクスでの盗塁の評価が低いのは、失敗した時のダメージが大きいからだ。盗塁を失敗すると走者がいなくなる上にアウトが1つ増える。一瞬にして、得点のチャンスが二重に減ることになるのだ。
 もちろん、成功すれば得点のチャンスは大きくなるが、盗塁は「成功率が高い選手だけが行うべき」という考えがある。盗塁成功率で見ると、盗塁の評価は大きく変わってくる。2019年のシーズンで、盗塁企図数が10以上の選手の盗塁成功率を...

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