長年の課題だった遊撃・中継ぎの穴は埋まった。あとは…
埼玉西武の2018シーズンは、3月30日に札幌ドームで開幕する。辻新監督で迎えた昨季は、「炎獅子ユニホーム」での13連勝に象徴される快進撃で、4年ぶりのAクラスとなる2位で終えた。今回は10年ぶりの優勝に向け、活躍が期待される選手たちを紹介する。
まずは投手陣。先発陣では、11勝を挙げた野上投手がFAで巨人に移籍した。この大きな穴をどのように埋めるかが問題だ。昨季あと一歩で2桁勝利に届かなかったウルフ投手と十亀投手や、8月に2度の完封勝利を飾った多和田投手には大きな期待がかかる。
そして、昨年最多勝と最優秀防御率の二冠に輝き、球界を代表する投手に成長したエース・菊池投手が、プロ入りから未勝利の福岡ソフトバンク相手に白星を挙げられるか、注目だ。オープン戦では3回1失点(自責0)の成績だっただけに、今季こそ鬼門...