ファンであることとプロであることの両立を目指して。オリックス・バファローズ MD部 藤井頼子さん【パ・リーグお仕事名鑑 Vol.10】

2019.10.18(金) 13:00 パ・リーグ インサイト
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 グラウンドの上で輝く選手やチームを支えているのはどんな人たちなのか。パ・リーグで働く全ての人を応援する、パシフィック・リーグオフィシャルスポンサーのパーソルグループと、パ・リーグインサイトがお届けする「パーソル パ・リーグTVお仕事名鑑」で、パ・リーグに関わるお仕事をされている方、そしてその仕事の魅力を紹介していきます。

喜びの瞬間をカタチにしてファンに届ける

 球場がどんどん華やかになっている。ファンが思い思いのユニフォームやTシャツを着て、タオルを始めとするグッズをもって応援する光景が広がっていることも要因だ。バファローズはこのMD(マーチャンダイジング)に力を入れ、盛り上げ、そしてチームとファンの間のリレーションを強め、深めている。バファローズでこの分野を担当するのがMD部だ。この部門で企画・開発、販売・運営管理を担当する藤井頼子さんに、裏側を聞いてみよう。まずはどのような発想でグッズが生まれるのか? から。
「どのように企画を立てていくかというと、まずはイベントに合わせたもの。今シーズン、本拠地ゲームでは、連戦ごとにたくさんのイベントを行いました。そのイベントのテーマに合わせてどんな商品がいいのかを考えます。それから選手の記録モノ。例えば『1イニング4三塁打』(6月23日広島戦で達成)や、選手の初安打記念や記録達成などにあわせて作るものがあります。それから選手のヒーローインタビューでの言葉から、これを作ったら喜んでいただけるかなというものもありますね」
 夏の陣、Bsオリ姫デーなどイベントを目指して事前に決めて動くものから、選手の大きな記録などを予想して動くもの、チームの勝利やできごとに連動したものまで、時間軸も準備期間も予定数量も違う。発想自体は面白いけれどそれを形にするのは大変なことだろう。特に偶発的な記録などの際は相当なスピード感で...

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