ルーキーイヤーで連覇に貢献、開幕前には肺炎で離脱「慣れない生活で疲労がたまっていた」
パ・リーグ2連覇を達成した埼玉西武ライオンズ。昨シーズンは10年ぶりにパ・リーグ制覇を成し遂げたものの、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで福岡ソフトバンクに敗れ、惜しくも日本シリーズ進出はならなかった。昨年のリベンジに期待がかかる中、今シーズンから加入した新戦力もチームに貢献している。
埼玉西武のルーキーを紹介する第5回目は、今季両リーグで新人トップタイの7勝を挙げたドラフト1位の松本航投手だ。
兵庫・明石商から日体大を経て入団。大学時代は最速155キロの直球を武器に首都大学リーグで通算30勝を挙げ、開幕前には新人王最有力候補と目されていた。しかし、オープン戦期間中の3月に肺炎で離脱。プロ初登板は5月にずれ込んだ。春季キャンプは環境に慣れていくのに精いっぱいだったが、質の高い練習ができて充実していたという。順調に調整ができていた中での離脱は、焦りより悔しい気持ちが強かった...