3月25日に行われた巨人と楽天のオープン戦。オープン戦首位争いとなる一戦、楽天は先発マウンドに岸投手を送る。対する巨人の先発は、奇しくも岸投手と同じく埼玉西武から移籍してきた野上投手だ。
1回表から早速試合は動きを見せる。楽天の1番・茂木選手が三塁打を放って先制機を呼び込むと、2番・ペゲーロ選手が右翼席上段に本塁打を運ぶ。恐怖の1・2番が初回から猛打を振るい、楽天が2点を先制した。
早くも援護を受けた岸投手は、巨人打線に対して圧巻の投球を披露する。初回をテンポよく3者凡退に抑えると、その後も緩急交えた投球で巨人打線を翻弄。6回をわずか79球、無安打無四球無失点の完全投球。楽天が2点のリードを保ったまま、試合は終盤戦...