これが本当のドラフト“大当たり” 育成指名から活躍した選手とその軌跡

2019.9.27(金) 07:05 Full-Count
育成指名から飛躍を遂げた福岡ソフトバンク・千賀滉大(左)、甲斐拓也※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

2018年は育成21人、支配下登録の狭き門くぐり

 10月17日に都内のホテルで行われる「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」。多くの人の注目は1位指名に注がれているが、プロ野球界で活躍する選手の中にはドラフト指名時は光が当たらなかった人も少なくない。今回は育成指名から支配下登録という狭き門を抜け、1軍で活躍した主な選手たちを振り返る。
○福岡ソフトバンク:千賀滉大投手
 2010年の育成4巡で福岡ソフトバンクに入団した千賀は、初年度こそ3軍スタートとなったが、シーズン終了後、宮崎フェニックスリーグで2軍入り。そのまま翌年の春季キャンプでは終盤から1軍に合流し、同年4月に支配下登録となった。2013年には救援として51試合に登板し、防御率2.40と早くも1軍に定着した。その後は当時育成出身選手最多だった通算勝利数記録52を更新(現在も更新中)、今年は9月6日に育成出身初のノーヒットノーランを達成するなど記録を打ち立てている。
○福岡ソフトバンク:...

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