パ2連覇・埼玉西武はチーム打率1位、防御率では最下位 強さのワケを読み解く

2019年9月25日 11:25 Full-Count 広尾晃
21年ぶりのパ連覇を決め胴上げされた埼玉西武・辻監督※写真提供:Full-Count(写真:安藤かなみ)

23度目リーグVは打線が導いた、チーム打率&長打率はリーグトップ

 埼玉西武は24日、ZOZOマリンで行われた千葉ロッテ戦に12-4で勝利し、1ゲーム差の2位福岡ソフトバンクが敗れたことで優勝が決定した。埼玉西武の優勝は1950年、セ・パ両リーグ分立時に西鉄クリッパーズとして創設されて以来、70シーズンで23度目。これはパ・リーグで最多だ。 平成以降の31シーズンで見ても最多となっている。1位:埼玉西武 12回2位:福岡ソフトバンク(福岡ダイエー) 8回3位:北海道日本ハム 5回4位タイ:オリックス 2回4位タイ:近鉄 2回6位タイ:千葉ロッテ 1回6位タイ:楽天 1回 現在の辻発彦監督が2017年に就任してからは2位、1位、1位と3季連続でポストシーズンに進出している。しかし、今季の埼玉西武は極端な打高投低だった。(数字はすべて25日ゲーム前時点)〇チーム打率1位:埼玉西武 .2662位:福岡ソフトバンク .2523位タイ:北海道日本ハム .2513位タイ:楽天 .2515位:千葉ロッテ .2496位:オリックス .244〇チーム長打率1位:埼玉西武 .4292位:福岡ソフトバンク .4123位:千葉ロッテ .4024位:楽天 .3895位:北海道日本ハム .3666位:オリックス .356〇チーム防御率1位:福岡ソフトバンク 3.632位:楽天 3.753位:北海道日本ハム 3.794位:千葉ロッテ 3.905位:オリックス 4.116位:埼玉西武 4.33〇チームWHIP(1イニング当たりに許した四球、安打での走者数)1位:北海道日本ハム 1.232位:楽天 1.263位:福岡ソフトバンク 1.314位:オリックス 1.3485位:千葉ロッテ 1.3516位:埼玉西武 1.42 埼玉西武投手陣の失点は多く、許した走者も多かったが、それを圧倒的な打撃力でカバーしたといえるだろう。 また埼玉西武は、26日に残り1試合(楽天戦)を残してはいるが、今井達也投手の134.1回が最多投球回で、規定投球回数に達した投手はいない。1966年に規定投球回数が「試合数×1」に決められて以降、リーグ優勝チームに規定投球回数以上の投手が「0」となるのは史上初。残り1戦で今井が8.2回以上を投げれば規定投球回数に達するが、どうなるだろうか? 先発投手が長いイニングを投げない分、救援投手の登板機会が増えている。セットアッパーの平井克典投手はリーグ記録となる、シーズン最多の81試合登板となっている。

打撃各部門では埼玉西武の選手が上位にひしめく

 その一方で、打撃各部門では埼玉西武の選手が上位にひしめいている。〇打率1位:森友哉(西).3292位:吉田正尚(オ).3253位:荻野貴司(ロ).3154位:秋山翔吾(西).3055位:銀次(楽).304〇打点1位:中村剛也(西)1232位:山川穂高(西)1203位:森友哉(西)1054位:ブラッシュ(楽)955位タイ:外崎修汰(西)905位タイ:浅村栄斗(楽)90〇安打数1位:秋山翔吾(西)1792位:吉田正尚(オ)1643位:森友哉(西)1624位タイ:荻野貴司(ロ)1604位タイ:銀次(楽)160〇本塁打1位:山川穂高(西)432位:デスパイネ(ソ)363位:ブラッシュ(楽)334位タイ:浅村栄斗(楽)324位タイ:レアード(ロ)326位タイ:中村剛也(西)306位タイ:松田宣浩(ソ)30〇盗塁1位:金子侑司(西)412位タイ:源田壮亮(西)302位タイ:福田周平(オ)304位:荻野貴司(ロ)285位:周東佑京(ソ)256位:外崎修汰(西)22 注目すべきは盗塁数だ。金子、源田、外崎らが塁を奪うことが中村、山川、森ら打点ランキングトップ3の打点数に繋がっている。 このように極端な打高投低でシーズンを戦いぬいた埼玉西武。ただ、シーズン終盤は投手陣の頑張りが目立ち、逆転優勝の要因の1つにもなった。昨年はCSで福岡ソフトバンクに敗れ、日本シリーズ進出とならなかったが、今季は雪辱できるだろうか。(広尾晃 / Koh Hiroo)記事提供:Full-Count 続きを読む

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