よく、「強いチームは接戦に強い」と言われる。大差のついた試合ではリリーフ陣や守備が多少不安定でもそのまま逃げ切れる可能性が高いが、僅差の試合を確実にものにするリリーフ陣や守備の堅さ、緊迫した場面でチャンスを得点に結びつけるための勝負強さといった要素が、長いシーズンで安定して勝星を積み重ねていくためには必要という考え方によるものかもしれない。
そこで、今回は今季の順位と接戦時の勝率に、どの程度の相関性があるのかについて調べていきたい。ここでは3点差以内の試合を僅差と定義し、最終結果が3点差以内の試合と、4点以上の差がついた試合における各球団の勝率を紹介する。(成績は9月9日時点)
首位のチームは“セオリー通り”となっている一方で……
北海道日本ハム(リーグ5位)
3点差以内:79試合 36勝43敗 勝率.456
4点差以上:45試合 23勝22敗 勝率.511
通算:129試合 59勝65敗5分 ...