かつては江夏氏、今は岩瀬投手 偉大なセーブ記録に迫る投手は現れるのか
2018年3月23日 14:58
Full-Count 広尾晃
福岡ソフトバンクホークス・サファテ投手(C)パーソル パ・リーグTV
20世紀は江夏氏が最多、21世紀から大きく変遷
セーブは1974年に新たに設けられた記録だ。リードを保ったまま交代完了した投手(=クローザー)が一定の条件を満たした場合に与えられる。導入以来44シーズンになるが、セーブ記録は毎年大きく変動している。【2017年末時点でのセーブ数歴代5傑】()は実働年 ※は現役1岩瀬仁紀 404セーブ(1999-)※2高津臣吾 286セーブ(1991-2007)3佐々木主浩 252セーブ(1990-2005)4サファテ 229セーブ(2011-)※5小林雅英 228セーブ(1999-2011)1974年、初代の最多セーブはセが中日・星野仙一氏の10セーブ、パが南海・佐藤道郎氏の13セーブだった。80年代に入るとシーズン30セーブ以上を記録する投手が出てきたが、何年も続けて多くのセーブを挙げる投手は少なかった。21世紀に入るまで、通算193セーブの江夏豊氏(1967-1984)が長く通算セーブ記録を保持していた。しかし、21世紀に入って、救援投手がクローザーとセットアッパーへとさらに分業されるとともに、30セーブ以上を連続して記録する投手が登場し、セーブ記録が次々更新された。江夏氏の記録は現在、歴代7位である。1位の中日・岩瀬仁紀投手は50試合以上登板したシーズンが16度もある。故障知らずの頑健さで、空前の400セーブを記録した。これを追いかけているのが福岡ソフトバンクのサファテ投手だ。昨シーズンは54セーブのNPB記録を樹立。MVPも受賞した。4月9日には37歳になるサファテ投手だが、今季中に佐々木主浩氏を抜いて歴代3位になる可能性が高い。今季、記録達成の可能性がある投手は?
セーブは100セーブから50セーブ刻みに連盟表彰される。今季、記録達成の可能性がある投手を挙げていこう。()は昨年実績。〇250セーブ 3人サファテ(ソ)229セーブ 残21セーブ(54セーブ)藤川球児(神)223セーブ 残27セーブ(0セーブ)〇200セーブ 6人永川勝浩(広)165セーブ 残35セーブ(1軍登板なし)〇150セーブ 13人山口俊(巨)111セーブ 残39セーブ(0セーブ)増井浩俊(オ)110セーブ 残40セーブ(27セーブ 日本ハム)〇100セーブ 28人山崎康晃(De)96セーブ 残4セーブ(26セーブ)松井裕樹(楽)96セーブ 残4セーブ(33セーブ)西野勇士(ロ)86セーブ 残14セーブ(0セーブ)西村健太朗(巨)81セーブ 残19セーブ(0セーブ)中崎翔太(広)74セーブ 残26セーブ(10セーブ)澤村拓一(巨)73セーブ 残27セーブ(1軍登板なし)五十嵐亮太(ソ)70セーブ 残30セーブ(0セーブ)岸田護(オ)63セーブ 残37セーブ(0セーブ)田島慎二(中)60セーブ 残40セーブ(34セーブ)増田達至(西)59セーブ 残41セーブ(28セーブ)益田直也(ロ)58セーブ 残42セーブ(9セーブ)高橋朋己(西)52セーブ 残48セーブ(0セーブ)中にはダブルストッパーを置くチームもあるが、多くの球団ではセーブを記録することができるクローザーは1人である。セーブ記録まであと少しでも、クローザーに起用されなければセーブ数は増えない。史上最多の404セーブの岩瀬仁紀投手は今は中継ぎであり、昨年は2セーブしか挙げていない。また、250セーブまで残り27の藤川投手も、今は中継ぎ。ホールドを稼ぐ機会はあっても、セーブ数が増える見込みはあまりない。一方で、クローザーに固定されシーズン通して活躍すれば、20セーブは堅いところだ。各球団のクローザーのセーブ数はどんどん増えていく。今オフのセーブ数ランキングも大きく変動するはずだ。岩瀬投手の記録に迫る投手は現れるだろうか? 続きを読む