横浜DeNAでプレーし、昨年まで福岡ソフトバンクに在籍していた吉村裕基選手が、今季はオランダリーグに挑戦。さらに、元横浜DeNAの久保康友選手はメキシコリーグで第二の野球人生を歩んでいるなど、海外のプロ野球リーグへの移籍という選択肢を選ぶ流れが、近年顕著になってきているように思われる。
特に、アメリカや台湾、韓国といった国ではなく、今までルートのなかった国に関しては、移籍の瞬間は話題になるものの、その後を追った報道はあまりされていない。今回は、2014年の育成ドラフト1位で東京ヤクルトに入団し、オランダのデ・フラスコニンフ・ツインズ(以下ツインズ)、オーストラリアのシドニー・ブルーソックス(以下ブルーソックス)でプレーした中島彰吾氏に、海外のプロ野球リーグでの経験について語ってもらった。海外野球を肌で感じた男の野球人生に触れながら、オランダの野球事情について紹介したい。