かつてのセットアッパーに元首位打者も。二軍で好調、復活に期待の実力者たち

2019.6.5(水) 12:43 パ・リーグ インサイト 望月遼太
福岡ソフトバンクホークス・長谷川勇也選手(C)パーソル パ・リーグTV

 現在、一軍は交流戦の真っ只中にあるが、二軍では若手、中堅、ベテランがそれぞれの目的を持ってグラウンドで汗を流している。「ファーム」という名の通りに育成の場でもある二軍では、若手選手の出番がより優先されることも少なくはない。だが、二軍には実績ある選手を復調に導くための調整の場としての側面も存在している。
 そこで、今回は過去に一軍で十分な実績を上げており、今季の二軍で活躍が期待できる成績を残している選手たちを各球団から1名ずつ紹介。これまでの経歴と今季置かれた状況について解説し、復活への期待感を述べていきたい。

浦野博司投手(北海道日本ハム)

2019年成績(二軍):9試合 1勝0敗5セーブ 11.1回 14奪三振 防御率1.59
 
 セガサミーから2013年のドラフト2位で入団した浦野投手は、プロ1年目から先発として7勝を挙げる活躍を見せる。2016年に発覚した、利き腕である右肩の骨が壊死するインピンジメント症候群という難病を乗り越えて、2018年にはリリーフとして36試合に登板。一時は抑えを務めるなど適性の高さを示し、2勝2敗9ホールド7セーブ、防御率2.16という好成...

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