4月23日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと楽天の4回戦は、4対1で楽天が勝利。平石監督の39歳の誕生日を白星でお祝いした。この結果、今季の対戦成績は楽天の4連勝となった。
北海道日本ハムの先発は杉浦稔大投手。長いリハビリを経て、東京ヤクルトからの移籍後初登板を果たした昨季は、3試合の登板で2勝をマークし、復活の足掛かりを作った。そして万全の状態で迎えた今季。先発ローテーションの一角を目指すためにも大事な初戦を、杉浦投手は序盤から全力で飛ばしていく。初回を3者凡退で抑えると、次々に三振を奪い、4回までをパーフェクトピッチング。好調の楽天打線も手がつけられないほどの投球内容を見せる。対する楽天の先発・辛島航投手も3回無失点の好投と、序盤は膠着状態が続いた。
試合が動いたのは、4回裏。今季初先発となった北海道日本ハムの1番・杉谷拳士選手が栗山監督の1番起用に応えるように、右翼手の頭を超える打球を放ち、三塁へとヘッドスライディング。会場を沸かすと、3番・大田泰示選手が適時打。栗山監督の采配が光り、北海道日本ハム...