4月17日、昨季まで福岡ソフトバンクでプレーしていた吉村裕基選手がオランダリーグ、ツインズ・オーステルハウトへの入団を発表した。同チームには過去、上園啓史氏(阪神など)や中島彰吾氏(東京ヤクルト)も所属している。
昨季オフに戦力外通告を受け、12球団合同トライアウトを受験するも声はかからず、海外野球挑戦も視野に入れ練習を行っていた吉村選手。入団に際し「バンデンハークがつなぎ役になってくれました。ホークスにいた時から、もしも国内で移籍先が決まらなかったら、次点の候補として、オランダリーグへの移籍に興味があるということをバンデンハークに話していたこともあり、彼がチーム関係者を紹介してくれたんです」と、かつての同僚バンデンハーク投手の協力もあり、海外野球への挑戦を決めたようだ。
3ヶ月契約で無給ではあるが、彼のメリットとしては、他球団からオファーがあった場合は契約途中でも移籍することができることにある。家族も快く送り出してくれたようで、「3ヶ月後どうするかは考えていません。今はプレーできる場を求めて移籍をします。今後の糧、人生の糧になれば」と野球ができることに心からの喜びと周囲への感謝を表し、明るく、前向きに意気込みを語った。