5回1死で辛島から左翼線二塁打 中継ぎ陣「花束が出るかと…」
■東北楽天 7-6 埼玉西武(9日・県営大宮)
埼玉西武・熊代聖人外野手が9日、1096日ぶりに安打を放ち通算100安打を達成した。東北楽天戦(県営大宮)で故障の中村に代わって「9番・三塁」でスタメン出場。5回1死の第2打席で辛島から2016年4月8日の千葉ロッテ戦(QVCマリン)以来の安打となる左翼線二塁打を放った。この日は2018年8月25日福岡ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)以来のスタメン起用となったが、守備機会も軽快にこなし、指揮官の起用に応えた。
鋭い打球がフェンスに到達し、熊代が二塁まで進むとスタンドは大盛り上がり。ブルペンで戦況を見守っていた中継ぎ陣からは「(通算100安打なので)花束が出るかと思った」とイジられた。リーグ優勝を果たした昨シーズンは試合終盤の代走などが主な出番だったものの、試合前にナインに向けて“訓示”を行い、チームの士気を高めるのに一役買っていた。本職は外野手だが、内外野をこなすユーティリティプレイヤーとして指揮官からの信頼は厚い。熊代は「監督からは『3年間ヒットを見ていないけど、今日見れるかな』と言われました」と試合前の軽妙な?やりとりも明かした。試合前のベンチ裏では栗山にも「打ったら1096日ぶりらしいな!」とプレッシャーをかけられ緊張の面持ちも見せていたが、試合ではしっかりその役割...