童顔に似合わぬその豪快なスイングをもう一度。ケガを乗り越え、復活を期す谷口雄也選手

2018.2.15(木) 21:39 パ・リーグ インサイト 望月遼太

182センチ80キロ超の大きな身体から繰り出される鋭いスイングと、母校の大先輩になぞらえて「イチロー2世」と呼ばれた俊足。スケールの大きい北の「走れるスラッガー」候補にとって、2017年は苦難の年となった。

チームの日本一に確かに貢献した2016年

北海道日本ハムの谷口雄也外野手が右ひざの大けがを乗り越え、春季キャンプで一軍帯同を果たした。復活、そして本格ブレイクに向けて、現在その歩みを進めている最中だ。
愛工大名電高校から2010年のドラフト5位で北海道日本ハムに入団した谷口選手は、早いうちにファームで存在感を発揮し、4年目の2014年から一軍での出場機会を増やしていく。
2016年には、自己最多の83試合に出場して打率.254をマークし、7回盗塁を決めて失敗は0という脚力でもチームに貢献。球団新記録となる夏場の15連勝にも少なからず寄与し、日本シリーズでも5試合に出場するなど、多くの経験を積むシーズンとした。

開幕前にシーズンを棒に振ることが決まった昨年。そして今年……

翌2017年は当然、さらなる飛躍が期待されたが、春季キャンプ中に右ひざの接触性皮膚炎によって離脱。その後、右膝前十字靭帯損傷と診断され、靭帯再建手術に踏み切った場合は、開幕前の時点でシーズンを丸々欠場することが決まってし...

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