パ・リーグ経験者が多い? 日本が誇るサブマリンが入団したパドレスとは

2018.2.7(水) 22:40 パ・リーグ インサイト 望月遼太
眼福。日本が誇るアンダースローの「スロー」まとめ

昨季まで埼玉西武で活躍した牧田和久投手は、今年から海を渡り、サンディエゴ・パドレスでプレーする。パドレスはヤンキースやレッドソックスほど馴染み深くはないが、実はパ・リーグとは意外なつながりがある球団である。今回は、そのパドレスについて紹介したい。

監督もアドバイザーもトレーナーもパ・リーグ経験者

パドレスのアンディ・グリーン監督は、2007年に北海道日本ハムでプレーした経験を持つ。2004年から大塚晶文氏が在籍し、現在は野茂英雄氏と斎藤隆氏がアドバイザー、元北海道日本ハムトレーニングコーチの中垣征一郎氏がトレーナーを務めている。
馴染み深くないどころか、むしろパ・リーグとは何かと縁のある球団がパドレスなのだ。MLB初挑戦の牧田投手にとっては、比較的プレーしやすい環境だと言えるかもしれない。

本拠地は「投手有利」な球場

さらに、パドレスの本拠地であるペトコ・パークはMLBでも屈指の「投手有利」な球場として知られる。昨年のパークファクター(得点や本塁打の生まれやすさを表す指標)は、アストロズのミニッツ・メイド・パークに次ぐワースト2位の数字だ。
すなわち、投手にとっては自らの成績を伸ばしやすい環境でもあり、牧田投手がその恩恵を受けられる可能性も十二分にあるだろう。

ナショナルリーグ西地区では厳しい戦いが続く

パドレスは、MLBの球団拡張を受けて1969年に誕生した。市場規模の大きいチームではないことに加え、所属するナショナルリーグ西地区にはドジャースとジャイアンツという強豪が存在していることも相まって、2006年を最後に地区優勝からは遠ざか...

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